日本の伝統を発展させ秋を表現するオリジナル家紋アート作品 「ペニンシュラ楓紋×現代楓図」

20/08/2024

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ザ・ペニンシュラ東京(所在地: 東京都千代田区、総支配人: マーク・チューン)では、今年、日本の美しい秋をホテルへお越しのお客様にご体感いただくべく、オリジナルの家紋アート作品を展示いたします。ザ・ペニンシュラホテルズでは、「ホテルが建つ土地の文化を取り入れる」という経営哲学のもと、ホテルが所在する土地の文化や伝統を、様々なプロダクトやコンテンツを通して、お客様にご紹介しています。ザ・ペニンシュラ東京では、その取り組みのひとつとして、ペニンシュラならではの形で日本の四季を感じていただきたいという想いから、これまで本物の桜や紅葉の木を設置。昨秋は、本物の紅葉の木に代わり、初めて紅葉の盆栽でホテルロビーを装飾、一足早い紅葉スポットとしてお客様をお迎えしました。

今年は、日本の伝統を発展させ秋を表現した、ザ・ペニンシュラ東京オリジナルの家紋アート作品「ペニンシュラ楓紋×現代楓図」(幅11.2m×高さ7.6m)が、2024年9月6日(金)-11月12日(火)までロビーを優美に彩ります。本作品は、伝統的な家紋をデザインやアートへと昇華させ、様々な作品を手掛ける「京源」の三代目 代表 兼 紋章上繪師(もんしょううわえし)の波戸場 承龍(はとば しょうりゅう)氏とその息子である波戸場 耀鳳(はとば ようほう)氏が手掛けました。今春にも、両氏が1593年に描がれた国宝「桜図」(智積院蔵)を基に再構築した「現代桜図」をロビーに展示し、春をお届けする取り組みとして好評を博しました。

本作品は、安土桃山から江戸時代初期に活躍した絵師、長谷川等伯が1592年頃に描いた国宝「楓図」(智積院蔵)を基に、現存する作品をそのまま描き写すのではなく、波戸場 承龍氏と耀鳳氏が当時の色使いを独自の解釈で再構築し、新たにデジタルで描き起こして誕生した「現代楓図」で、力強い楓の大木に一枚一枚立体的に描かれた青葉と紅葉した葉が幾重にも重なり、華やかな色彩感を演出した大作が見事に再現されています。そして、その中央に大胆かつしとやかに描かれているのがザ・ペニンシュラ東京オリジナルの家紋。楓の葉をモチーフに、葉の切れ込み部分で曲線を描き、「Peninsula(ペニンシュラ)」の頭文字の「P」を作った、美しくアーティスティックな家紋となっています。

それらのデザインを「染め摺り工房 キュービック」独自の染め摺り(そめずり)と呼ばれる、和紙への特殊な印刷技法を用い、幅11.2m×高さ7.6mの美濃和紙に印刷。その後、印刷を施した美濃和紙を縦に切り112本の短冊に仕上げました。(総制作期間:約3ヶ月)完成した和紙短冊112本は、ロビーのデザインに施されている京都町屋の千本格子の隙間に天井から懸下し、ロビーの温かい空間に調和するように飾られます。

 

波戸場 承龍(はとば しょうりゅう)氏
京源三代目、紋章上繪師。紋章上繪師としての技術を継承する一方、家紋の魅力を新しい形で表現したいという想いで、2007年より家紋のアート作品を制作。紋章上繪師ならではの「紋曼荼羅® MON-MANDALA」(紋を構成する円が折り重なることで、まるで曼荼羅のように見えるもの)というオリジナル技法を生み出す。家紋やロゴデザインの域を超えて、森羅万象を描き出す職人兼デザイナーとして、あらゆる分野のデザインに挑戦し続ける。著書に『紋の辞典』(雷鳥社)/『誰でもできるコンパスと定規で描く「紋」UWAEMON』(彩図社)がある。

波戸場 耀鳳(はとば ようほう)氏
京源四代目、紋章上繪師。工房「誂処 京源」の立ち上げを機に家紋とデジタル技術を掛け合わせた多種多様なビジネスモデルを構築。デザインの宝庫である家紋が常に身近にある環境で育ち、8歳から始めた書道で培われたバランス感覚でシンプルでミニマルなデザインを行う。父 承龍氏と共に、家紋の魅力を国内外に発信。著書に『紋の辞典』(雷鳥社)/『誰でもできるコンパスと定規で描く「紋」UWAEMON』(彩図社)がある。

紋章上繪師(もんしょううわえし)とは
着物に家紋を手描きで入れる「紋章上繪」の手仕事を行う職人。極細の筆を付帯した竹製のコンパスと定規を巧みに操り、円と線だけで繊細な家紋を墨で描き入れる職人技は、江戸時代より伝承された伝統技術として、国の選択無形文化財に選択されている。家紋が人々の生活に根ざしていた江戸時代に最も活躍し、現在ではほとんど失われつつある貴重な職業のひとつ。

株式会社 京源 https://kyogen-kamon.com/
1910年、日本に古くから伝わる「家紋」を着物に描く前の工程を担う職人「紋糊屋」として初代 波戸場 源次が創業。その後、二代目の波戸場 源が着物に家紋を手で描く職人「紋章上繪師」となり、三代目 波戸場承龍、息子の耀鳳へとその技術を受け継ぐ。2010年、京源三代目 波戸場承龍・耀鳳親子が工房「誂処 京源」を立ち上げ、昔ながらの手描きの手法にデジタル技術を導入し、家紋による新たな表現を作り出すデザイン会社に転向。日本の伝統的な意匠と現代感覚を融合させ、オリジナルの家紋制作をはじめ、企業やブランドへのデザイン提供、アート作品服飾雑貨など、ジャンルにとらわれず、様々なモノやコトに家紋デザインを数多く取り入れている。

ザ・ペニンシュラ東京 https://www.peninsula.com/ja/tokyo
2007年開業、米国の権威ある「フォーブス・トラベルガイド」において、2016年より連続で最高ランクの5つ星評価に輝くと共に、2017年には米国の旅行雑誌『トラベル+レジャー』誌が主催する“ワールド ベスト アワード2017”の「東京のホテル」部門においても1位を獲得。皇居外苑と日比谷公園の向かいという絶好のロケーションで一棟建てを誇り、47室のスイートを含む314室の客室、個性豊かなレストランやバー、都心で究極の癒し空間をご提供するスパ、そして香港の伝統を引き継ぐ“ペニンシュラ・ホスピタリティ”でくつろぎのひとときをご提供している。